日々のこと

2022-03-03 19:57:00

ひな祭り

雪国に生まれ育ったので、ひな祭りは一月遅れの4月3日。その数日前に家族総出で、倉庫から家にお雛様を運び、段を組み立てながら、お雛様を出して飾るという朝から結構気合いの入った時間のかかるものでした。

 

飾り終えたお雛様の前に、朱塗りのお膳が置かれ塩漬けされた尾頭付きのニシンや雛菓子などがお供えされます。

 

ひな祭りの間は、親戚や友達、近所の人達が遊びにやってきて、お雛様の前でお茶の時間も過ごします。

 

精巧に作られた家具やお道具はままごとにして遊んだりと、春を告げる行事は子どもにはとても楽しみでしたが、大人にとっては大掛かりな行事です。

 

今のわが家でのお雛祭は、生活に合わせた形で。桃の花を飾りちらし寿司と甘酒と菜の花と、、、ちょうどよい形を楽しみながら、季節の移りゆく早さを感じながら、時の流れも思い出しながらと、思い出と今を行ったり来たりしながらひな祭りを過ごしています。